栃木県那須町で
夫婦の
遺体が
見つかった
事件で、
指示役とみられる
容疑者が、
新たに
逮捕された
被害者の
娘の
内縁の
夫から「
遺体の
処理を
引き受け、
千数百万円を
受け取った」と
供述していることが
捜査関係者への
取材でわかりました。
警視庁は、
内縁の
夫が
用意した
報酬が
指示役を通じて実行役らに
分配された
疑いが
あるとみて
調べています。
先月16日、栃木県那須町で都内の会社役員、宝島龍太郎さん(55)と妻の宝島幸子さん(56)が遺体で見つかった事件で、警視庁は宝島さんの長女の内縁の夫、関根誠端容疑者(32)と不動産会社役員の前田亮容疑者(36)を遺体を損壊した疑いで逮捕し、8日、検察庁に送りました。
これまでの調べによりますと、指示役とみられる佐々木光容疑者(28)は「4月初旬にある人物から依頼を受け、遺体の処理を平山容疑者に指示した」などと供述し、当初、その人物の名前を出していませんでした。
捜査関係者によりますと、その後の調べで、関根容疑者の名前を挙げて「遺体の処理を引き受け、千数百万円を受け取った」などと供述したということです。
関根容疑者と佐々木容疑者は事件当日、宝島さん夫婦が空き家で暴行を受けたあとの時間帯に、レンタカーの車内で接触していたことがわかっています。
仲介役の平山容疑者の関係先からは現金およそ1000万円が押収されていて、警視庁は、関根容疑者が用意した報酬が佐々木容疑者を通じて、実行役らに分配された疑いがあるとみて調べています。